叡明高校へ行ってきました

先日は叡明高校にお邪魔しました。
叡明高校はJR武蔵野線越谷レイクタウン駅から徒歩7分ほどにある学校です。
近くには県立越谷南高校があります。
中学は併設していないので、全員高校からの入学生です。
創立から7年が経ち共学5期生が今春卒業しました。
校舎もまだ新しく綺麗です。

こちらの学校では、目標を達成するために「自走教育」…自学自習に力を入れています。
教材・学習ツール・学習環境(自習場所・自習時間の確保、伴走者(教員)・仲間(生徒)の存在)を整え、特に伴走者となる教員の存在は生徒一人ひとりに目をかけ、学習に仕向けていくようにしているそうで、塾・予備校に通塾しているしている生徒は2割弱だそうです。
最新AI×人間の先生を組み合わせることで、生徒の「学力」と「学習習慣」を最大限に引き出します。とおっしゃっていました。
最新AIは理解度・弱点・ミスの傾向などをすべて把握。ベストの学びを、人間にできない精度で判断し、”超”オーダーメイド学習を提供。人間の先生は「コーチング」を週に1回実施することで継続的な学習を確保する伴走者だそうです。

部活ではクラブ・同好会数が合計32団体ありますが、今年4月のみの実績で男子硬式野球部・女子バレーボール部・女子ソフトボール部・陸上部が県大会出場、バトミントン部が男子団体東部地区優勝・関東大会出場(男・女)、硬式テニス部男子ダブルス東部地区優勝、ダンス部が全国大会優勝(2連覇)などの成績を出しています。

また、敷地内に新施設を8月に竣工予定で、多目的施設(授業や部活動で使用)体育・ダンス・卓球・音楽等で使用するそうです。ダンス部も強いので、こちらで練習するのでしょうね。

2021年度進学実績

進学実績は年々上がってきています。
今年は国公立大学へ5名、早慶上理には4名、GMARCHには63名の合格者が出ました。
地元の獨協大学は51名、文教大学には33名の合格者の出ています。

コースの特性に合わせた指導

コースは特別選抜コースⅠ類・Ⅱ類、特別進学コースⅠ類・Ⅱ類、進学コースⅠ類・Ⅱ類と6つに分かれています。
特別選抜コースは国公立大を目指したり、一般入試中心の受験をするコースです。
中高一貫校に対抗したカリキュラムで、➀入学前から先取り学習を開始。②夏期講習・冬期講習でも授業を継続(1・2年)。③土曜日は予備校の授業を活用した講習を実施。1日7時間授業 (月~金)と高校からの大学受験にかなり力を入れています。
特別進学コースは一般入試や特別入試で受験するコースです。
私立大受験(3教科)に特化したカリキュラムで、文系なら2年から社会8時間、理系なら2年から理科8時間が時間割に組み込まれています。1日7時間授業(月~金)です。
進学コースは部活や学校活動を中心に生活しながら大学進学を目指し、特別入試中心のコースです。
総合型・学校推薦型への入試対応のために、2年次では文系・理系ともに国語演習、3年次では文系・理系ともに国語演習と小論文が授業としてあり、専門の教員が指導に当たります。1日6時間授業。
それぞれのコースに合わせた指導を行っているようですが、進路イベントでも「各種入試対策講座」や「小論文・面接対策講座」「校内・校外進学相談会」などを実施しています。

東洋大学との連携協定

板倉キャンパスが朝霞キャンパスに移動する関係から、連携協定をしたそうです。
学部の限定はありますが、推薦枠が拡大されました。

入学後の取り組み

リスニングの取り組みを授業以外で練習させている機会を設けている学校は15.8%(河合塾調べ2021)との事で、あまり多くないようです。
叡明高校では毎日の取り組みでスタサプEnglish、授業での取り組みで学研オンライン英会話などを行い、リスニング・単語を知ることが大事だということを身を持ってい感じさせ、勉強につなげているそうです。
校内英検受験も実施していて、昨年は高1で準1級取得者が出ました。

2022年高校入試結果

入学者が558名男女比が47:53となりました。女子が少し多いのは部活が関係しているのかもしれないとの事でした。
単願者が358名で年々単願者が増加しています。人気があるということですね。
学校推薦も自己推薦も基準は特に変更はありませんが特例措置はなくなりました。
基準については少し細かいので、詳しいことは講師に聞いてください。
奨学生の基準もあります。

※出願には推薦書が必要です。
推薦書がないと受験ができません。個別相談会に参加すると推薦書がもらえますので、必ず個別相談会へ参加してください。
学校推薦・自己推薦Ⅰをもらっても落ちるときは落ちます。安心しないようにとの事でした。

卒業生・在校生の弟妹

叡明高校・浦和麗明高校・小松原高校の卒業生・在校生の弟妹に関しては入学金が免除になります。
現1年生は558人の入学者のうち56名が弟妹だったそうです。
入学金が免除というのは嬉しいですが、それよりも在校生を大事にし、学校運営に満足されていること。また、近隣とも地域連携委員会などで地域密着の学校として認められ気に入られているのでしょうね。

今年よりパンフレットが無くなりリーフレットのみになりました。
HPを充実させているそうなので、ぜひ見てみてください。