二松学舎大学附属柏中学校・高等学校の説明会に参加しました

先日は二松学舎柏の説明会に参加しました。
柏駅から無料のスクールバスが出ています。柏駅からバス停までは少し歩きますが、帰りは比較的駅に近いところが降車場になっています。学校は避難場所にも指定されているそうです。
今回の説明会は学校ではなく、別の会場でしたので見学はできませんでしたが。

二松学舎柏高校は創立53年・中学校は創立12年の学校です。
二松学舎は新しい1万円札の顔となる渋沢栄一が第三代舎長(いわゆる理事長)だったそうです。
こちらでは伝統教育である「論語」をコースや学年を問わず学びます。
ICT教育の実践として、生徒全員がタブレットを活用、全教室にプロジェクター完備(中学は全教室電子黒板機能完備)、スーパー特進とグローバルコースの高1生はモーニングレッスンとしてフィリピンとつなぎオンラインスピーキング、高2生はオンラインライティングを実施しています。
また、特別体験として高校3年次では中国語や韓国語を選択授業で学ぶことができるのも特徴です。

今春の大学合格実績では千葉大5名など国公立大学も増えてきたとのことでした。二松学舎大学には57名が合格しています。

コースについて

中学校は真のグローバルリーダーを育てる「グローバル探求コース」としっかりとした総合学力を身につける「総合探求コース」の2コースです。
3年間で様々な「教室」を学び探究論文「自問自答」を作成、7分間のプレゼンテーションを行うそうです。8000字程度の論文とスピーチを行いこれで中学を卒業となります。
高校は難関国公立・最難関私立大学を目指す「スーパー特進コース」と難関私立大学を目指す「特進コース」、二松学舎大学・GMARCH・日東駒専を目指す「進学コース」の3つがあります。
スーパー特進コースでは難関国公立・私立大学対応カリキュラムで習熟度最上位クラスでハイレベルな授業を展開、毎朝25分間の英語のモーニングレッスンを実施、英検2級以上を2年次までに取得を目標としています。2年次に文系と理系に分かれます。
特進コースでは難関大学対応カリキュラムで発展的で内容の深い授業をてんか2年次より私大文系・国公立・私大理系に分かれます。文系では数学・理科は行わないので、私大を目指すことになります。
進学コースは二松学舎大学など四年制大学対応カリキュラムです。部活動との両立を図り、学習クラブに参加します。2年次には私立文系しかありません。理系に進みたい場合は特進コースへ進むことになります。理系を考えている場合は元から特進コース以上を目指す方がよさそうですね。

キャリアデザインプログラム

「キャリアデザインのテーマ」と「学習行動目標」を各学年・各楽器ごとに細かく設定してあり、目的意識をもって段階的に「主体的に学ぶ力」を伸ばし、「キャリアデザイン」をサポートしています。
全国には大学中退者が年間約6万人弱いるそうです。理由としては友人関係もありますが、「大学に入ってやりたいことと違う」という理由も多いそうです。二松学舎柏ではキャリアプログラムで本人の未来を見据え、二者面談を行い、目的をもって大学に進学させる。というところにも重きを置いているそうです。

2022年度中高入試結果と2023年度中高入試について

中学入試結果は2コース制になり初めての入試でしたが、第一志望が49名で合格者が41名でした。第一志望入試でグローバル探求合格も出ます。
その他の試験では集合時間に少し変更があるそうです。受験が総合探究コースとグローバル探究コースで分かれていますので、しっかりと対策が必要です。

高校入試の単願者が減りましたが、それは部活動加点が無くなったからではないかとの事でした。併願推薦は全体としてはほぼ横ばいでした。こちらの高校では推薦のほかに同日に一般入試も実施されています。こちらは成績基準や欠席日数の縛りがないため誰でも出願することができます。当日の試験・面接・調査書の総合評価で、今春は105名の受験者で38名の合格者が出ました。
全試験の出願者の併願校もレベルが上がってきていて、柏南・柏中央・柏の葉・小金・県立柏高校などが多いようです。

2023年度の入試は進学コースはA推薦のみの募集となり、B推薦はありません。
加点ポイントはA推薦のみに使用され、B推薦の加点ポイントはありません。
前期の募集定員も30名減り、進学コースの定員が減ります。
今年の入学者が大幅増のため、減らすしかないとの事でした。
スライドUP制度がありますが、こちらは入学手続き後にわかりますので合格発表の際はわかりません。3月中旬に個別に電話連絡があるそうです。

二松学舎柏中学・高校は年々レベルが上がってきている印象です。イーグル学院の卒塾生も第一志望で通っている方もいます。
敷地内に中学から大学まであり、大学の図書館や食堂も使用できます。
気になった方はぜひ説明会に参加してみてくださいね。

説明会会場に展示されていた制服のミニチュアです。
学校に伺うといろんな学校で飾ってあったるするので、見るのがちょっと楽しみです。