少し前になりますが江戸川学園取手中・高等学校へお邪魔しました。
通称「えどとり」と呼ばれています。
こちらは茨城県取手市にありJR常磐線取手駅よりバス5分または徒歩25分、つくばエクスプレス線守谷駅からバス約20分の学校です。野田市からだとバスを利用して40分で着きます。
高校は1979年、中学は1987年に開校しました。医科コース、東大コースがあったり、2014年には付属の小学校ができたりとかなり特徴があります。中学入学の際に中学受験での入学者と付属小学校からの入学者と合流しますが、英語はクラスが分かれます。(入学後に相談によってはそちらのクラスで英語を受講できます。)
教育方針としては「規律ある進学校」ですが、規律=思いやりと教えているそうです。
1コマ45分授業で6時間目と7時間目の日をがあり、完全下校後の延長学習は登録制です。
部活動は運動部18部、文化部9部、同好会14団体、合計41団体あり、7割以上の生徒が参加しているとの事でした。珍しい部活ではアメリカンフットボール部や陶芸部、模擬国連同好会などがあります。チアリーダー部は全国大会に出場しています。
一昨年に3つ目も体育館ができ、3階建て冷暖房完備です。見学で見させてもらいましたが、体育の授業も快適そうでした。
コース制について
中学校は医科ジュニアコース・東大ジュニアコース・難関大ジュニアコースに分かれており、高校では医科・東大・難関大になります。中学からはコースは基本そのまま、高校からの入学でもコースを選択できます。東大・難関大は高2で理系と文系に分かれますが、コース変更も可能です。
中学時には小学からの一貫生と同クラスになりますが、小学校では先取り学習はしていないので、勉強習慣は中学校受験をした子たちから、生活面は一貫生からとお互いに刺激を受けて生活しているそうです。また、高校から入学する生徒も公立中学での体験も重要で視野が広いため、また違った面があり、やはりお互いにいい影響があるそうです。
医科コース
現役医師や医学部教授による月1回の講話、医師体験・病院見学などへの積極的な参加、学校独自科目「メディカルサイエンス」を実施、医学部医学科のみに特化した受験指導。こちらは科目や形態が他の学部とは異なるため、医学部と歯学部を一緒にするのは違う、しっかり医学部合格のための指導をするとの事でした。
東大コース
知的好奇心を満たす、学問の本質を重視したアカデミックな授業。科学の甲子園や模擬起業グランプリ等に中核として参加していたり、東大金曜特別講座へ参加する生徒も多く、目標の高い生徒同士によって切磋琢磨しています。
高校生で起業している者も2名いたり、昨年度の東大進学者6名のうち1名は推薦で合格、学生で社長をしている卒業生もいるそうです。
難関大コース
名前の通り難関大(早慶上理・国公立など)や歯薬看護への合格者も多く、多様な入試形態(一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜)に柔軟に対応しています。部活・ボランティア・コンクールと多様な活動に励む生徒も多いです。基本重視しつつ、入試への計画的な学習をしています。
3コースそれぞれに魅力があるため、受験生はよく見てコースを希望しましょう!
学習指導について
「学校の授業で受験に対応」は私学の責任ということで、学問的な本質と大学入試準備の労率を図り、定期試験にしっかり取り組むことが、そのまま実力になります。
中1~高3までの6年間を2年×3タームととらえ、それぞれの指導方法を行います。生徒が受け身にならないようにしているそうです。
また、アフタースクールという放課後講座があり、学年ごとや無学年の講座があります。
それ以外にも朝7時~夜8時まで(学年による差異あり)学校の様々なところでで学習できます。
進路について
最新の入試状況や学習方法など様々な情報を提供していたり、年間で最低2回の三者面談を実施。中1から校内で十分な回数の模試を実施しています。
進学実績も国公立は121名(現役79名)、私立1395名(現役995名)としっかりと実績を出しています。
特に医学部医学科は国立26名(現役17名)、私立78名(現役45名)、筑波大学1位は6年連続、合計104名は全国TOP10以内(インターエデュ調べ)だそうです。
学校としては特徴ある学校です。
気になった方は説明会等に参加してみましょう!
文化祭が10/8.9(予約制)にあります。