中3が春のテストで英語の点数をガクンと落とす理由

4月も下旬になりましたね。
学校のリズムも次第に出来上がってきた頃でしょうか。

さて、春に受けてもらった進研テストの結果が返ってきました。塾報や出席情報とともに、郵送にてお届けしますね。

中学3年生の第1回英語は下がる。

これはほぼすべての子に当てはまることなのですが、中学3年生の第1回進研テストの点数・偏差値共に下がります。

他の教科の平均点が55点~65点のところ、
英語の平均点だけが「48点」ということから見ても、千葉県の全中3生が英語の点数を落としているんですね。

これは今年に限らず、毎年のことです。
これには理由がいくつかあるのですが。。。

理由1.テストの形式が入試形式に変わる。

中学3年生になると、入試を意識した問題形式に変わります。
千葉県の問題の出し方に近いものになります。

テストを終えた生徒たちは
「英語がメチャクチャ難しくなってた。」
と、言っていました。

[このままではまずい!勉強しなくては!]

と思ってもらえると良いですね。

毎年ここでショックを受けてもらう意味もあり、
問題形式が大きく変わるということは、あえてあまり言いません。

理由2.教科書準拠問題がなくなる。

中学2年生までは、それぞれの教科書に合わせた問題が出題されます。
イーグル学院では基本的に、中学1年生と中学2年生は教科書準拠のワークを使っています。
学校のテストでしっかりと結果を残して、内申点を上げるためですね。

ですから、進研テストの中の「教科書準拠問題」は貴重な得点源だったのです。
しかし中学3年生のテストでは教科書準拠の問題は出なくなります。

貴重な得点源を失った結果、、、。

理由3.純粋に難易度があがった。

中学2年生は、実は3年間の中で1番英語の内容が濃い学年です。

その中学2年生の内容を全て混ぜて出題されるわけですから、
しっかりと文法事項を区別して覚えていたり、単語をしっかりと理解していたり。

さらに長文問題に取り組むことに慣れていない子達は厳しい結果となったはずです。

上がった子、下がらなかった子はテストに慣れていた。

その中でも成績を伸ばした子・下がらず前回と同じ位をキープした子達がいます。
さて、上がった子と下がった子の大きな違いは何か。

英検の受験をしていた。

学校のテスト以外で、テストを受ける機会というのはあまりありませんね。
学校では「定期テスト」の他に「実力テスト」というテストが年に数回ありますが、「テストに慣れる。」という程の物ではありません。

入試形式に変わって成績を上げた子やキープした子は、外部のテスト「英検」を受験していました。
学校のテスト以外のテストに慣れていたんですね。

テストに慣れるため、内申点のプラスになるため、英検の受験をおすすめしています。

これからすべき事。

なぁんだ、みんな下がってるなら大丈夫だ。と思ってはいけません。
これから中学3年生の皆さんは、この「入試」を意識した問題形式に慣れていかなければなりません。

これから中学3年生にはバリバリと入試問題を解けるようにしてもらいますよ。
そのためには

単語をしっかりと覚える事。

毎回の英単語テストはもちろん、
学校の単語もしっかりと覚えましょう。

5/12(土)の徹勉会では、使用中の単語帳No.1~No.505の中からランダムで100問テストを出します。
梅郷教室と愛宕教室で対決しますからね!

梅郷教室に負けないように、頑張りましょうね!
(梅郷教室は、愛宕教室に負けないように!)

1・2年生の文法事項を復習すること。

特に2年生で習った文法事項はとても大切です。

  • 過去形
  • 助動詞
  • 不定詞
  • 動名詞
  • 接続詞
  • 比較
  • 受動態

など、絶対にハズせない文法項目ばかりです。
コチラでも色々と指示してやってもらいますが、自分でもやりましょうね。

長文問題になれること。

「長文」と聞くと「うえー!」となってしまう子が多いですが、入試問題の5割以上は長文問題です。
今までは教科書に出てくる文量程度でしたが、3年生からは倍以上の文を読むことになります。

しかも、教科書とは違って会話文ばかりではありません。

まずは短めの文章からチャレンジしてもらいますので、そのつもりで。

がんばりましょう。