今日は中1英語の授業でリスニングの練習をしました。
中学1年生は、Program4辺りから少し長めの文章になりますので、
急に難しく感じる子もいるかもしれません。
リスニングの練習
私は英語の授業でリスニングをする時には
NHKの「語学プレーヤー」というものを使っています。
このアプリの良いところは、0.5倍速~3倍速まで速度変換のできるところですね。
あとは任意の部分をリピートできる「部分リピート」に対応しているところです。
1問目だけ何度も聞きたい!
というときにとても便利です。
また、1.5倍くらいの速度にして普段から聞いていると
リスニング問題のときに「あれ?遅いな?」と感じて、
問題が簡単に思えるかもしれません。
「穴」リサイクリングデイ!
今日はProgram4-1と4-2の「ディクテーション」を行いました。
聞き取った英文を書き取るというシンプルな勉強法。リスニングの練習や語彙の確認方法の一つ。
ディクテーションの良いところは、「注意して聞く」というところですね。
英語は第2言語なので、スッと頭に入ってきてはくれません。
ですから、英文はなんとなーく聞き流してしまうところがあります。
ディクテーションをしている最中は、注意して聞かないと書き取れませんから注意深く聞くことになります。
聞き取った英語をそのまま書き起こすというシンプルなものですが、私は2段階で用意しています。
レベル1:穴埋め形式。
新出単語や重要語句が穴になっていてそれを埋めるタイプ。
そのプログラムで必ず覚えて欲しい単語などを空欄にしたり、
実際の発音と文字が合わない部分を「わざと」空欄にしてあるプリントを用意しています(笑)
意地悪ですねぇ!
今日もしっかりとハマってくれました。
「穴」リサイクリングデイ!?
野田市で使われているテキスト開隆堂の
「Sunshine1」Program4では、「リサイクルの日に」公園に行くというものがあります。
We go to the park ( ) ( ) recycling day.
今日の( )に入る単語はとても簡単な単語なのですが、聞き取れない。
0.8倍速・0.5倍速とゆっくりにして聞いてみても
「穴」としか聞こえない。
「穴リサイクリングデイとしか聞こえません!」
と中1生たちは言っていましたが、そりゃそうですよ。
「アナ」って言っているんだから!
( )の中に入る単語は ( on ) ( a )
on a recycling day「リサイクルの日に」というもの。
正しい発音+リンキング。
なぜ[ on a ] はアナと聞こえるのか。
そもそも[ on ]は、日本語の「オン」とは発音が違います。
むしろ「アン」に近いかもしれませんね。
「オ」の口をして「ア」という感じで発音します。
ですから「オ」ではなく「ア」と聞こえたわけです。
これで「アナ」「ア」の部分は解明されたわけですが、
「ナ」はどうして出てきたのでしょうか?
それは、リンキングという現象が起こったからです。
別名で(リエゾン)と呼ばれることもありますが、リンキングは音の連結による変化を指します。
例えば、Thank you.は「サンク ユー」と読まずに「サンキュー」と読む感じ。
クとユの部分がくっついて「キュ」となるような現象をリンキングといいます。
音がリンクしてくっついちゃうんですね。
今回は[on]の[n]部分と[a]がくっついて[na]「な」という音になってしまったというわけ。
だから[on a]は「アナ」と聞こえたのです。
リスニングは一朝一夕で身につくものではない。
リンキングやフラッピング・リダクションなどリスニングを難しくさせる要因はいくつもあります。
これはまさに「習うより慣れよ」という感じで、
多くの英文を聞いていくうちにわかるようになってくるもの。
しかもなんとな~く聞き流すだけで身につくものではなく、
「注意して」聞くことが大切になります。
千葉県や近隣の県でもリスニングの配点は非常に高くなっています。
1年生のうちから、英語耳になるようにリスニングにも力を入れていきたいですね。
それでは。