9月になりました。
学校が始まりましたね。
前回に引き続きイーグル文庫の紹介です。
勉強のトリセツ
本の内容
「中学に入ったら小学生の勉強のままじゃダメ」
「定期テスト対策は部活が休みになってからでは遅い」
「ちょっとの予習で劇的に学力が上がる」
「中1の内申点から高校入試に影響する」など,中学生が必ず知っておきたい勉強に関する内容を収録しています。
知っていると知らないとでは大きく差がつく話ばかりです。定期テスト対策の勉強法から高校入試で得する情報まで入っているので,
中学3年間ずっと側において役立つ1冊になっています。やる気の出し方,使える参考書,各教科の特徴などもくわしく紹介されていて,
CHAPTERの冒頭には導入のマンガがあり,共感しながら読み進められます。本編の内容と対応した,別冊【STUDY PLANNING BOOK】を使えば,勉強の計画を立てるのも簡単です。
成績を上げたい,やる気を出したい,高校受験で成功したいという人は必読の勉強ガイド。
誰もが知りたかった「勉強のトリセツ」がここにあります。
読みやすくて内容◎
・中学生にも読みやすく、漫画と文字で書かれていて◎
・勉強の習慣・定期テストについて・受験についてなど、項目ごとにしっかりと書かれている◎
・塾に行けばなんとかなるわけじゃないと書いている(笑)◎
塾は魔法の場所ではない!
勘違いしてはいけないのは、塾に入っただけでは成績は上がらないということ。塾に行っただけで勉強した気になり、成績が落ちてしまうという残念なケースもあります。塾は魔法の場所でも、成績を上げる特効薬を出してくれる場所でもないのです。
塾で成績が上がる子の共通点
『自分から勉強に向かう意志がある』ということ。
言われたことをやっているだけの、受け身の子はなかなか成績が伸びません。
授業中も集中して話を聞いたり、わからなかったところを自分から質問しに来たりするこは、グングン伸びます。
(Chapter01-08「塾に行けばなんとかなる?」より抜粋)
テスト勉強は2週間前から始めなさい!や内申点は大切だ!など
そうそうそう!という内容ばかり。
著者「梁川由香」さん
そうそうそう!という内容ばかりなのは、
著者の梁川由香(やながわ ゆか)さんが塾や家庭教師をした経験があるからかもしれません。
そこで進路指導の経験もされたようです。
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」
ところで、愛宕教室では自習形式でテスト勉強をしてもらっています。
これは勉強を教えないのではありません。
「質問しなければわからないものを教える」
また、「調べ方を教える」というスタイルです。
『授人以魚 不如授人以漁』という言葉があります。
「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」というもの。
質問内容が「調べればわかること」であれば、調べ方を教えてあげます。
考える問題であれば「アナタはどう思う?どう考える?」と相手の考え方をまず尋ねます。
自分で調べたり考えた知識というものは、自分のものになりやすいです。
何でもすぐに教えてくれるのがいい塾でしょうか?
何でも教えてくれる人が側に居てくれないと、勉強ができない子になってしまいます。
またこれからの時代は単なる暗記ではなく、
「必要な情報を調べ・考える力」が必要とされる時代です。
ですから、徹勉会やテスト対策勉強の際は「自ら学び、自ら調べ、自ら考える」ことを前提に勉強をしてもらっています。
解説を読んだり、教科書を調べてもわからないものは、ぜひ聞いてください。
これだけの内容で定価980円はお得!
本の付録にはSTUDY PLANNING BOOKという冊子がついてきます。
・勉強時間を見直すためのシート
・定期テストへの取り組み方シート
・勉強の頑張り見える化シート
などのアイテムが付いてきます。
上手に使えばモチベーションも上がりますし、いいアイテムだと思います。
あえて残念な点を言うならば。
絶賛している私ですが、残念な点もチラホラあります。
残念ポイント1.おすすめ参考書が学研ばかり
この「中学の勉強のトリセツ」は、学研から出ています。
参考書・問題集・勉強グッズなどの紹介では学研のものばかり紹介しています。
当たり前といっちゃ当たり前なんですけどね(笑)
『ボカロで覚える』シリーズは私も買ってみました(理科・社会)
が、ハッキリ言ってあれは必要ありません。
残念ポイント2.教科ごとの攻略法が足りない。
これはページ数の関係だと思うんです。
おそらく著者の梁川さんも、もっと書きたかった部分かと思うのですが
本当に「これだけは言いたい!」というポイントのみ書いてありました。
逆にいえば、全然さっぱりの子は
これだけでも気をつけるようにすれば最初はOK!
という内容ですので、残念ポイントとまではいかないですね。
結論:中学生は読むべし。
イーグル文庫にも入っていますし、買ってもいいと思います。
さすがにこれは「読書感想文」には使えないですけれどね(笑)
それでは。