【千葉県教育委員会】君の部活はどう?運動部活動ガイドライン

H30年6月に千葉県教育委員会から「安全で充実した運動部活動のためのガイドライン」の改訂版が出されました。

運動部に所属する生徒・保護者の方は一度目を通されてみてはいかがでしょうか?

一部抜粋

このガイドラインは全18ページ+活動計画等の参考資料5ページで構成されています。
その中からいくつか抜粋しますね。

全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果、千葉県の運動部活動の時間は、全国の平均と比べて長い時間となっており、生徒
のバランスのとれた生活と成長の確保の観点から、運動部活動の在り方に関して見直しをする必要があります。

各学校においては、従前行われてきた指導方針や練習方法を安易に継承するのではなく、運動部活動に対する意識を改革し、練習時間の在り方や休息の取り方等、多方面から検証することが必要であり、特に、科学的トレーニングの積極的な導入等により、短時間で効果の得られる合理的でかつ効率的・効果的な指導の実施が求められています。(p1より抜粋)

大会等で勝つことのみを重視し過重な練習を強いることがないようにすること、健全な心と身体を培い豊かな人間性を育むためのバランスの取れた運営と指導をすること。(p5より抜粋)

校長は、学校の設置者の「設置する学校に係る運動部活動の方針」に則り、「学校の運動部活動に係る活動方針」を策定する。また、運動部顧問は、年間の活動計画(活動日、休養日及び参加予定大会日程等)並びに毎月の活動計画及び活動実績(活動日時・場所、休養日及び大会参加日等)を作成し、校長に提出する。校長は、「学校の運動部活動に係る活動方針」及び各運動部活動の活動計画等を公表する。「学校の運動部活動に係る活動方針」については、毎年度見直しをする。(p6より抜粋)

成長期にある生徒が、運動、食事、休養及び睡眠のバランスのとれた生活を送ることができるよう、スポーツ医・科学の観点からの
ジュニア期におけるスポーツ活動時間に関する研究も踏まえ、以下の基準を定める。

●適切な活動時間
長くとも、平日の練習時間は2時間程度とし、土曜日及び日曜日(以下「週末」という。)を含む学校の休業日は3時間程度とする。
これを超えて活動する場合であっても、その前後の活動時間を短縮すること等により、過度にならないよう留意する。

●休養日の設定
学期中は、平日に1日以上、週末に1日以上の、少なくとも週当たり2日以上の休養日を設けることを基準とする。
週末に大会等に参加した場合は、他の日に休養日を振り替える。長期休業中は、学期中の休養日の設定に準じた扱いとするが、生徒が十分な休養を取ることができるよう、まとまった休養期間を設ける。

(p9,10より抜粋)

休むことも大切だ。

今回は「時間」に関する部分を抜粋しました。

千葉県の部活動は全国平均と比べても長い方だったんですね。
やっぱりそうか…という感想ですけれども。

学校の先生たちも大変ですよね。
生徒たちが「明日も部活だー。」と言っているのを聞くと、
学校の先生・・・お疲れ様です。
という気持ちになります。

私もいわゆる「部活バカ」だったので、
生徒たちに部活は一生懸命にやって欲しいと思っています。

しかし今は昭和的な
「長時間」「気合」と「根性」でやる時代ではないのです。

昭和どころか、平成も終わってしまいます。
時代が変わったのです。

「俺たちの時代はなぁ!」
などという居酒屋で酔っ払って、くだ巻いているおじさんのようなことにはなりたくないですね。

仕事も勉強も部活も、休みがなければパフォーマンスが落ちます。
パフォーマンスが落ちれば、ダラダラとしてしまって成果が出ません。

私は「部活動一生懸命やれ!」派です(笑)

スポーツを通して学べること。
机でする勉強ではわからないことってたくさんあると思っています。

一流の選手は、計画的に休みを取り入れています。
一生懸命取り組む、その取り組み方を変えていかなければならない時代になっているということですね。

スポーツを通して豊かな学校生活を送るとともに、
良い人間を形成していってもらいたいですね。

それではこのへんで。